富山に伝わる三つの民謡より「越中おわら」

　
昨年の「こきりこ」、2009年に歌った「むぎや」、
そして今回の「越中おわら」で岩河三郎作品の
女声合唱組曲「富山に伝わる三つの民謡」を全て歌ったことになりました。
　
三日三晩、おわら節を歌って踊る風の盆。
大風の被害を案じて祈る歌をどのように表現するか。
グリーンリーフらしさを出すためにはどうしたらよいのか。
相変わらず課題は山積みでした。
静かな夜の情景とおわら節の哀切感に満ちた旋律。
それを表現するために発声から見直しました。
歯切れのいいスタッカートや三連符などリズムの難しさに四苦八苦！　
パート練習にも時間を割きました。

また、運営委員を中心にパフォーマンスや衣装を考えました。
「風の盆」の町、八尾から踊りのＤＶＤと法被を取り寄せたり、
男踊りの「案山子踊り」を合唱曲に合うようアレンジしました。
　
　地道な努力を繰り返し、団員お互いが支え合い、知恵を出し合い、
出来ることを100％持ち寄って、新緑の季節にグリーンリーフの「越中おわら」が出来上がりました。
　
　目標である全国大会出場は果たせませんでしたが、
団としては10回目の優秀団体賞を受賞。
講評に「明るく響く前向きな声。魅せるコーラス。聴衆の心をつかみます。」とうれしいお言葉もいただきました。

組曲を一冊歌えた達成感もあり、来年につながる結果になりました。